映画「福田村事件」

今年は関東大震災から１００年。

その関東大震災のときに起こった事件を取り上げた映画を見てきました。

「福田村事件」です。

福田村事件とは、関東大震災の直後、千葉県福田村(当時）で香川県からの行商人の一団が犠牲になった虐殺事件。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、当時のデマに惑わされた人々による悲劇です。

映画の中では「悪人」は誰もいません。そして完全な「善人」もいない。

自分たちの暮らしを守ろうとするごくごく普通の人々ばかりです。

デマの恐ろしさ、差別意識、広い意味でのフェミニズム、報道のあり方…いろいろなことを考えさせられました。